EDセルフチェック|勃起力・中折れをIIEF-5で確認|MEN’S KIA CLINIC

「もしかしてED?」と思ったらセルフチェック

「以前より勃起が弱くなった」

「勃起はするけれど途中で萎えてしまう」

「最近、朝立ちが減った」

「EDなのか年齢による変化なのかわからない」

このような悩みがあっても、自分がEDなのか判断できない方は少なくありません。

ED(Erectile Dysfunction:勃起不全・勃起障害)は、まったく勃起しない状態だけを意味するものではありません。

十分な硬さが得られない、勃起を維持できない、中折れを繰り返すといった状態もEDに含まれる可能性があります。

EDが気になる場合、自分の状態を確認する方法の一つが**IIEF-5(国際勃起機能スコア)**です。

この記事では、EDのセルフチェック方法と、結果をどう考えればよいのかを解説します。


EDとは?

EDとは、満足な性行為を行うために十分な勃起を得られない、または維持できない状態を指します。

例えば、

  • なかなか勃起しない
  • 勃起しても硬さが足りない
  • 挿入できるほど硬くならない
  • 性交途中で萎える
  • 中折れを繰り返す
  • 日によって勃起できない
  • 性交を完遂できない

などがあります。

「勃起するからEDではない」とは限らない点が重要です。


まず確認したいEDセルフチェック

次の項目について考えてみてください。

□ 以前より勃起の硬さが低下した

□ 勃起するまでに時間がかかる

□ 性交途中で中折れすることが増えた

□ 挿入できても最後まで硬さを維持できない

□ 性的刺激があっても十分に勃起しないことがある

□ 朝立ちの頻度が以前より減った

□ 自慰でも以前より硬さが弱い

□ ED治療薬を使用しても十分な効果がない

□ 「また失敗するかもしれない」という不安がある

□ 性行為を避けるようになった

複数当てはまる場合には、勃起機能について一度確認してみる価値があります。

ただし、このチェックだけでEDの診断はできません。

より客観的に確認する方法として利用されているのがIIEF-5です。

性交途中で硬さを失う場合は、中折れの原因と治療も確認してください。


IIEF-5とは?

**IIEF-5(International Index of Erectile Function-5)**は、勃起機能を評価するために世界的に使用されている質問票です。

SHIM(Sexual Health Inventory for Men)とも呼ばれます。

主に、

① 勃起への自信

② 性的刺激によって得られる勃起の硬さ

③ 性交中の勃起維持

④ 性交終了まで勃起を維持する能力

⑤ 性交への満足度

という5つの領域から勃起機能を評価します。


IIEF-5セルフチェック

以下について、最近の状態を振り返って回答してください。

Q1.勃起して、それを維持する自信はどの程度ありましたか?

1点 非常に低い
2点 低い
3点 普通
4点 高い
5点 非常に高い


Q2.性的刺激によって勃起したとき、挿入可能な硬さになることはどの程度ありましたか?

0点 性的刺激がなかった
1点 ほとんど、または全くなかった
2点 たまにあった
3点 時々あった
4点 ほとんど毎回あった
5点 ほぼ毎回または毎回あった


Q3.性交中、挿入後に勃起を維持できることはどの程度ありましたか?

0点 性交を試みなかった
1点 ほとんど、または全くできなかった
2点 たまにできた
3点 時々できた
4点 ほとんど毎回できた
5点 ほぼ毎回または毎回できた


Q4.性交中、性交終了まで勃起を維持することはどの程度困難でしたか?

0点 性交を試みなかった
1点 極めて困難だった
2点 非常に困難だった
3点 困難だった
4点 やや困難だった
5点 困難ではなかった


Q5.性交を試みたとき、満足できる性交はどの程度ありましたか?

0点 性交を試みなかった
1点 ほとんど、または全くなかった
2点 たまにあった
3点 時々あった
4点 ほとんど毎回あった
5点 ほぼ毎回または毎回あった


IIEF-5の合計点を計算

5つの質問の点数を合計します。

合計:1~25点

一般的な目安は次のように分類されます。

IIEF-5合計点EDの目安
22~25点EDなし
17~21点軽度ED
12~16点軽度~中等度ED
8~11点中等度ED
1~7点重度ED

21点以下の場合、EDが疑われる一つの目安になります。

ただし、IIEF-5はあくまで質問票による評価です。

点数だけでEDの原因や治療方法まで判断することはできません。

セルフチェックは診断ではありません。症状が続く場合は適切な医療機関へ相談してください。


IIEF-5の点数によるEDの重症度の目安

中折れするだけでもED?

可能性があります。

「最初は勃起できるからEDではない」と考える方もいますが、EDでは勃起を維持する能力も重要です。

性交開始時には十分な硬さがあっても、

勃起

挿入

硬さを維持できない

途中で萎える

という状態を繰り返す場合、EDの一つの症状として評価します。


朝立ちがあればEDではない?

朝立ちがあるからといって、EDを完全に否定できるわけではありません。

朝立ちは睡眠中に起こる生理的な勃起の一部です。

朝立ちが保たれているのに性交時だけ勃起しにくい場合には、緊張や予期不安など心理的要因が関係している可能性があります。

一方、朝立ちも性交時の勃起も低下している場合には、血管、神経、ホルモンなど身体的要因についても確認します。

朝立ちの減少が続く場合に考えられる原因と受診の目安を詳しく解説しています。


EDセルフチェックで確認する勃起の硬さ・維持力・中折れ・朝立ちなどの項目

EDセルフチェックに当てはまったら原因を確認

EDは一つの原因だけで起こるとは限りません。

代表的な原因には次のものがあります。

血管の問題

  • 動脈硬化
  • 高血圧
  • 喫煙
  • 血流低下

糖尿病

高血糖による血管障害や神経障害が勃起機能へ影響します。

男性ホルモン

テストステロン低下が性欲や勃起反応に影響することがあります。

神経

糖尿病性神経障害や骨盤内手術などによる神経への影響があります。

心理的要因

  • 性交への緊張
  • 過去の失敗
  • 予期不安
  • ストレス
  • パートナーとの関係

などです。

生活習慣

  • 睡眠不足
  • 運動不足
  • 肥満
  • 喫煙
  • 過度の飲酒

などもEDに関係します。

薬剤

一部の降圧薬、向精神薬などが性機能に影響することがあります。

自己判断で薬を中止せず、処方医へ相談してください。

EDセルフチェックから原因確認と治療を検討するまでの流れ

IIEF-5の点数が正常でも受診した方がよい?

IIEF-5だけで受診の必要性を決めるものではありません。

例えば、

  • 急に勃起力が低下した
  • 中折れが急に増えた
  • 朝立ちが明らかに減った
  • 性欲も低下している
  • 陰茎に痛みや変形がある
  • EDが数週間~数か月続いている
  • 性生活に支障が出ている
  • ED治療薬が効かない

場合などは、点数だけで判断せず医療機関へ相談することを検討します。


EDは年齢のせい?

年齢とともにEDの頻度は増加します。

しかし、

「年齢が高い=EDになるのは仕方がない」

というわけではありません。

年齢そのものだけでなく、

  • 動脈硬化
  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 肥満
  • 運動不足
  • 男性ホルモン
  • 服用薬

など複数の要因が重なっている場合があります。

そのため、年齢だけで判断しないことが重要です。


EDは自然に改善する?

原因によって異なります。

睡眠不足、疲労、ストレス、過度の飲酒、性交への緊張など一時的な要因であれば、原因が改善することで勃起機能も改善する場合があります。

一方、

  • 糖尿病
  • 動脈硬化
  • 神経障害
  • ホルモン異常
  • 前立腺手術後

などでは、原因の評価や治療が必要になることがあります。


EDの治療方法

原因を確認したうえで治療を選択します。

1.生活習慣改善

運動、禁煙、体重管理、睡眠、飲酒量などを見直します。

2.PDE5阻害薬

代表的な薬剤には、

  • シルデナフィル
  • タダラフィル
  • バルデナフィル

などがあります。

3.陰圧式勃起補助具

陰圧によって陰茎への血液流入を促します。

4.陰茎海綿体注射

薬剤を陰茎海綿体へ直接投与する方法です。

5.陰茎ボトックス

ボツリヌストキシンを使用する治療方法です。

6.手術治療

重症例などでは手術治療が検討されることがあります。

治療方法は、EDの原因、重症度、既往歴、服用薬、これまでの治療への反応などから選択します。


ED治療薬を飲んでも効かない場合

ED治療薬が効かない場合、すぐに「薬が効かない体質」と判断する必要はありません。

まず、

  • 服用時間
  • 食事
  • 飲酒
  • 性的刺激
  • 用量
  • 使用回数

などを確認します。

正しく使用しても十分な効果が得られない場合には、

糖尿病・血流障害・神経障害・男性ホルモン低下など、EDの原因そのものを再評価することが重要です。

そのうえで、次の治療方法を検討します。


EDは何科を受診する?

EDについては、主に

泌尿器科

または

男性専門・ED専門クリニック

で相談できます。

糖尿病、高血圧、心血管疾患などがある場合には、内科や循環器内科などとの連携が必要になることもあります。

「EDで病院へ行くのは恥ずかしい」と感じる方もいますが、問診から得られる情報も多く、すべての患者さんに同じ身体診察を行うわけではありません。


MEN’S KIA CLINICでのED相談

MEN’S KIA CLINICでは、EDの症状だけでなく、

  • 勃起の硬さ
  • 中折れ
  • 朝立ち
  • 性欲
  • IIEF-5
  • 既往歴
  • 服用薬
  • これまでのED治療
  • ED治療薬への反応

などを確認し、治療方法を検討します。

「EDなのかわからない」

「薬を飲むほどなのかわからない」

「ED薬を飲んでも十分な効果がなかった」

といった場合も相談できます。


よくある質問

Q1.IIEF-5は何点からEDですか?

一般的には21点以下がEDを疑う目安として使用されます。

ただし、点数だけで診断するものではありません。

Q2.中折れだけでもEDですか?

EDの可能性があります。

勃起を得る能力だけでなく、性交終了まで維持する能力もED評価では重要です。

Q3.朝立ちがあればEDではありませんか?

朝立ちがあっても性交時に十分な勃起を得られない、または維持できない場合はEDの可能性があります。

Q4.自慰では勃起できるのに性交ではできません。

性交への緊張や予期不安など心理的要因が関係している場合があります。

ただし、身体的要因を完全に否定できるわけではありません。

Q5.EDセルフチェックだけで診断できますか?

できません。

セルフチェックは自分の状態を把握するための目安です。

Q6.IIEF-5が低かったら必ず薬を飲む必要がありますか?

ありません。

EDの原因や重症度、本人の希望などによって治療方法を選択します。

Q7.EDは若くても起こりますか?

起こります。

若い年代では心理的要因が関係することもありますが、生活習慣、薬剤、ホルモンなどの影響も考えます。

Q8.ED薬が効かない場合も治療できますか?

ED薬が効かない原因を確認し、薬剤・用量の見直しや他の治療方法を検討します。


まとめ|EDが気になったらセルフチェックから

EDは「まったく勃起しない状態」だけではありません。

硬さ不足、中折れ、勃起維持の低下もEDの症状となる可能性があります。

自分の勃起機能を確認する方法の一つとしてIIEF-5があります。

一般的には、

22~25点:EDなし

17~21点:軽度

12~16点:軽度~中等度

8~11点:中等度

1~7点:重度

が一つの目安です。

ただし、セルフチェックは診断ではありません。

点数だけを見るのではなく、硬さ、中折れ、朝立ち、性欲、持病、服用薬なども含めて評価することが重要です。

症状が繰り返す場合や性生活に支障がある場合には、泌尿器科や男性専門・ED専門クリニックへの相談を検討してください。


監修医プロフィール

雲山 盛秀 医師

MEN’S KIA CLINIC

診療領域

  • 男性治療
  • 美容外科
  • 美容皮膚科

資格・経歴

  • 医師
  • 脳神経外科領域での診療経験
  • 男性治療経験20年以上
  • 施術経験2万件以上(全施術累計)

ED、早漏、感度など男性特有の悩みに対し、症状、生活習慣、既往歴、治療歴などを確認し、一人ひとりに合わせた治療方針を提案しています。


参考文献

  1. Rosen RC, Cappelleri JC, Smith MD, Lipsky J, Peña BM. Development and evaluation of an abridged, 5-item version of the International Index of Erectile Function(IIEF-5)as a diagnostic tool for erectile dysfunction. International Journal of Impotence Research. 1999;11(6):319-326.
  2. Rosen RC, Riley A, Wagner G, Osterloh IH, Kirkpatrick J, Mishra A. The International Index of Erectile Function(IIEF): a multidimensional scale for assessment of erectile dysfunction. Urology. 1997;49(6):822-830.
  3. 日本性機能学会・日本泌尿器科学会 編.男性性機能障害診療ガイドライン.
  4. European Association of Urology. EAU Guidelines on Sexual and Reproductive Health: Management of Erectile Dysfunction.
  5. American Urological Association. Erectile Dysfunction: AUA Guideline.

recent post